☀小学生の国語力向上アプローチ☀

 

【小学校低学年(小1~2年生):国語のおもしろさを感じるとき】

好奇心いっぱいの小学生低学年の時期は、学ぶことの面白さを体感しましょう。文字を読むこと・書くことは楽しい!おもろしろい!と思うことができれば、国語の時間は楽しい!おもしろい!と感じることができます。その気持ちは、やがて国語を得意科目にします。「はじめての名作絵本シリーズ」「かいけつゾロリシリーズ」など絵本や挿絵の多い本にたくさん触れ読書習慣を作っていくことで、文章を読むことに抵抗がなくなり、読解演習の基礎力・語彙力が育まれます。国語塾ひなたでは、音読や読書指導にも力を入れて取り組んでいます。豊かな語彙を育むことで、中学受験塾に入塾する前の基礎的な国語力をつけることができます。

【小学校中学年(小3~4年生):文法的な知識の理解を深めるとき】

小学校3年生から学校の国語のテストが本格的な読解形式のものに変わっていき、そこで苦手意識を持ってしまうお子さんが多くなる時期です。もしも国語でつまづいていることがあれば、得意なことと苦手なことの選別をしましょう。国語塾ひなたでは、物語文を読むのは得意だけれど、説明文は苦手など、どの分野に課題があるのかを探し、得意なこと:苦手なこと=4:6の割合で学習を進めていきます。苦手なところに時間を多くかけ克服していくことで、高学年の学習でのつまづきを防ぎます。また、この時期に主語・述語など文法的知識を理解し、文の構造を理解しておくことや、語彙を増やしておくことで抽象的なテーマの入試問題にも対応ができるようになります。国語塾ひなたでは、読書指導以外にも語彙力向上に「言葉力1100」等のテキストを用います。文法知識については、生徒さまに合わせた演習テキストを使用し理解を深めます。

【小学校高学年(小5~6年生):論理的な読解力をつけるとき】

学習内容が高度になる時期、取り組む文章のテーマがより抽象度の高いものになっていきます。同じペースで学習を進めているのにも関わらず、徐々に点数が取れなくなるということが起きてくるときでもあります。論理的な読解力をつけることが大事になってきます。文章の骨組みを理解し、内容を把握できるようになることが大切です。国語塾ひなたでは、演習の解答解説だけでなく文章の内容を正確に理解できるように、要約力を向上させる指導をしています。

 

☀中学生の国語力向上アプローチ☀

 

【中学1年生:定期テストに慣れ、文法・古典の基礎を固める】

中学生になると中間テスト・期末テストと、国語だけでなく複数教科のテストがまとまって実施されます。まずはそのサイクルに慣れることが大事です。中学校の学習は、中1・中2で学ぶことが土台となり、それらが理解できて初めて中3の学習内容が理解できます。また、中学生になると本格的に国文法に取り組みますが、これは高校で履修する古典文法学習の基礎となるため、仕組みを理解しておきましょう。古文・漢文では、歴史的仮名づかいや古典のきまりごとを必ず押さえておきましょう。

【中学2年生:読解力+記述力をつけていきましょう】

中学生活にも慣れ、部活動などが一番忙しくなる時期ですが、読書の時間は確保してほしい時です。中3になると受験を控えている人も多いため、まとまった読書の時間を確保することが難しくなります。教科書や問題集にない語彙を習得するためにも、読書は有効です。昨今、読む力だけでなく高い記述力を求められるようになってきました。ある程度読解力がついているという人は、読解演習だけでなく、記述対策に取り組み始めるのがよいでしょう。記述演習の問題集を解くことに加えて、教科書の文章を80字や100字で要約するなどの取り組みを国語塾ひなたでは行っています。

【中学3年生:より深い心情表現の理解を高めましょう】

魯迅の「故郷」・井上ひさしの「握手」など、小説の内容が抽象度の高いものになっていきます。心情表現が複雑なものや行間を読まないと理解できないものが増えてきます。論説文も扱うテーマの抽象度が上がっていきます。意味が分からない言葉はあいまいなまま終わらせず、辞書を丁寧にひくことを心がけて下さい。改めて、文章の構造理解を深める必要がある時期です。教材文へのマーク・線引きなどの指導も行い、解答根拠を明確にして設問に向き合えるような指導をしています。

 

☀高校生の国語力向上アプローチ☀

 

【高校1年生:古典動詞の活用・評論語対策】

古文と漢文の授業が分かれ、より一層難易度が増しますが、古典動詞の活用は必ず高校1年生の間に理解しておきましょう。この先、古典の助動詞の活用など覚えることが多くでてくるのですが、古典動詞の活用の仕方が助動詞の活用の仕方と重なっているため、きちんと理解しておくと、その後の学習がスムーズに進みます。現代文は、評論文に出てくる評論語対策(語彙力を増やすこと)が必要です。漢検を語彙対策の一環として取り組むのもよいかと思います。

【高校2年生:評論文の難易度が上がってもめげない】

評論文の難易度が上がります。評論語の対策を「評論文キーワード集」などで本格的に進めていきたい時期です。英単語・古典単語と覚えなければいけないことがたくさんありますが、その中に評論文キーワード集も含めて下さい。高3になってからでは時間が捻出できないことも考えられるため、高2の間に進めるのがよいでしょう。進学したい大学の問題傾向を調べ始めるのもよいでしょう。小論文受験をする場合は、対策を始めるのがよいでしょう。

【高校3年生:今までの国語学習の総決算】

夏休みまでは苦手分野の克服に取り組みましょう。秋以降は実践演習として過去問に取り組みます。現代文・古文・漢文共に4月には課題点を洗い出して、5~8月の間に苦手分野を一つずつできるに変えていきましょう。現代文・古文に関わらず長文読解が苦手な人は毎日最低一題は読解演習をすることをおすすめします。苦手分野克服期に実施してください。また、1~2か月前の入試直前期も毎日一題読むことで読解スピードを落とさずに入試に挑めます。今までの国語学習の総決算の時期となりますので、足りていない知識・読解力・記述力については、遡ってその練習をするのみです。頑張ってください!

 
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